不妊治療からの1人目出産〜まさかの緊急帝王切開手術〜

こんにちは、 chiccoです!

私は神戸にある英(はなぶさ)ウィメンズクリニックの不妊治療で妊娠し、地元の病院で出産しました。

妊娠するまでも大変でしたが、出産もまた女性にとって本当に大変なことだな、と身をもって知ったお話です。

移植後の陽性判定から卒業まで

英ウィメンズクリニックで凍結胚盤胞を移植し、周期32日目(ET12)の診察で陽性判定をいただいて喜んでいました。

そしてその次の5w0dの診察で なんと一卵性双生児かもしれないと告げられました。

不安になりネットで調べるといろいろと大変な事ばかりが出てきて 仕事をいつまで続けられるのかなど心配事もでてきていました。

しかし、6w2dの診察でひとつの卵の成長が止まっていることが分かりました。

すごく悲しい気持ちと、でも どこかホッとしたような複雑な気持ちでした。

もうひとつの卵は順調に成長し、7w5dの診察で無事 英ウィメンズクリニックを卒業できました。

お腹の赤ちゃんの向き

近所の産婦人科へは12週から通いはじめました。

通院の1番の楽しみはエコーでした。毎回、元気に動いているかな?ちゃんと成長してるかな?とドキドキ。

お腹の赤ちゃんは、28週頃まで 毎回横向きに寝ていました。

30週から32週頃までは逆子で、先生に「次の検診で逆子だったら帝王切開の手術日を決めましょう。」と言われてあわてて逆子体操をはじめました。

逆子体操が効いたのか、次の34週の検診にはなんとか正常になっていました。

出産予定日を過ぎて

安心していたのもつかの間、40週0日の予定日になっても全く出産の兆候がみられず、それからは3日ごとの診察になりました。

市の妊婦検診助成券も使いはたし、すべてが自費になるので毎回いくらかドキドキでした。

産気づくというジンクスの焼肉とオロナミンCを試すもまったくダメ(笑)

最後の妊婦検診の日

結果的に最後になる妊婦検診の日の朝方4時くらいに、きたない話 尿もれした感じがして(男の子妊娠中は、赤ちゃんの胎動が激しいからか日中もよく尿もれしてました)目がさめ トイレに行くと少量の出血がありました。

「あぁ、これがおしるしってやつなんだなぁ。まぁ今日の午前中に診察があるからその時に診てもらおう。」と、そのまままた寝ました。

そして、診察のエコーのときにまた尿もれの感覚があり調べてもらうとなんと破水していたそうです。

(破水も人それぞれで、ドバーッとバスタオルが必要なくらい出る人もいれば、私のように尿もれかな?程度で気付かない人もいるみたいです。)

破水していた事がわかると、すぐに車いすにのせられそのまま緊急入院になってしまい、家に入院の荷物もとりに帰れなくなってしまいました。

出産予定日近くなってくると、車で通院する方は入院セットを車につんでいた方がいいですよ!

破水で緊急入院!それからしたこと

車いすに乗せられたまま陣痛室に運ばれた私は、すぐに家族に連絡し 入院セットをもってきてもらい、有料駐車場に車を停めていたので 乗って帰ってもらいました。

破水はしているものの何の兆候もないので、バルーンを入れました。

バルーンは しぼんだ状態で子宮の入り口にセットし、だんだん膨らませていくことで 子宮を刺激して子宮口を広げて出産を促します。

心配していた痛みはまったくないものの、夜になっても何もおきないのではずして病院に1泊しました。

 

破水で緊急入院の翌日

翌日は朝8時から診察し、点滴による陣痛促進剤を使用するため 再び陣痛室へ。

点滴の1袋目は効き目の弱いもので、ほんのかるーい生理痛のような感じがありました。

そして、2袋目。「2袋目は少しきつくなるけど、すぐに激痛とかにはならないから安心して。」と、看護師さん。

しかし、2袋目にかえてすぐから けっこう痛くなってきて、しばらくすると付き添ってくれていた夫とも話せないくらいに(汗)

陣痛の強さを測るモニターの針はすでに振りきっていましたが、子宮口はいっこうに広がらず…

同じくモニターに映し出される赤ちゃんの心拍が何度か低下していたので、急きょ帝王切開することになりました(汗)

緊急帝王切開手術

陣痛の痛みで話すこともできないなか、急に帝王切開手術することが決まり怖くて手が震えました。

逆子も治ったし、まさか帝王切開になるなんて考えてもいませんでした。

緊急帝王切開になる場合、たった数分で心の準備をしなければなりません。

手術同意書にサインするように言われましたが、1分間隔でくる陣痛の痛みでとても書ける状態ではなかったです(汗)

そこからは痛みにたえるのに必死であまり記憶がありませんが、あれよあれよというまに手術台の上でした。

まず おしっこの管を入れ、麻酔は硬膜外麻酔という背骨にうつ麻酔でした。

「ひざを抱えてできるかぎり背中を丸めて。」と言われ、必死で丸くなったつもりでしたが、なにせ大きいお腹と陣痛の痛みがあるので上手に丸くなれてなかったからなのか、麻酔は2回目でやっと成功しました(汗)

この麻酔が1番の激痛でした。

麻酔が効いたのを確認してからいよいよ手術です。

さっきまでの陣痛が嘘のようにまったく何の痛みもなく、時々ひっぱられているような感覚だけでした。

そこからはあっという間で、(点滴開始から5時間ほど)元気な産声を聞くことができました!

帝王切開でも付き添い&ビデオ撮影オッケーだったのでいい思い出を収めることができました!